基本的な使用法
インストール
- pip経由で入手する:
pip install cantera
使用法
ライブラリのインポート
import cantera as ct
メカニズムをインプットファイルから読み込んでオブジェクトを作成する
gas = ct.Solution("gri30.yaml")
- 上記の例では、Canteraがデフォルトで用意している、炭化水素の燃焼を記述するGRI-Mech3.0が書かれたファイルをロードする
データファイルはCantera Pythonライブラリにある"data"に含まれている
系の初期条件を設定する
gas
で読み込んだ場合はそれらの初期条件(温度、圧力、モル分率など)を設定する化学反応のシミュレーションを行う
- 系が平衡状態にあるかそうでないかで計算方法が大きく異なる
インプットファイルの作成
- インプットファイルは以下の方法で準備する
- Canteraに付属している既存の入力ファイルを使用する
- Chemkin (CK) 形式の既存のメカニズムをYAML形式に変換する
- 新規にYAMLファイルを作成するか、既存のファイルを編集して作成する
- Canteraに付属しているファイルの例
- 天然ガス燃焼:
gri30.yaml
- 高温空気:
air.yaml
- 水素/酸素反応メカニズム:
h2o2.yaml
- 液体-蒸気領域の純粋な流体:
liquidvapor.yaml
- 表面反応メカニズム:
ptcombust.yaml
,diamond.yaml
- 天然ガス燃焼: